頭皮ケア

タオルドライの後の必須ケア! ダメージを最小限に抑える方法

あなたは、お風呂に上がって髪をタオルドライした後、すぐにドライヤーで乾かしていますか?

髪を綺麗にするための大前提として、自然乾燥をしないという一つの方法があります。しかし、自然乾燥せずすぐ乾かしているのにパサつきが気になる、枝毛や切れ毛が減らないという悩みを持つ方は少なくありません。

 

確かにドライヤーで乾かすという事は大事ですが、使い方が正しくないと、かえって髪にダメージを与え、枝毛や切れ毛を増やしたり、パサつきがひどくなってしまったりすることがあるのです。今回は、タオルドライの後のドライヤーのダメージを最小限に抑える方法をご紹介します。

 

ドライヤーは使い方が重要!

ドライヤーで乾かすことは大事ですが、それと同じくらいに使い方も重要です。かなり近い距離で温風を当てて乾かしていませんか?これはよくあるNG行為で、髪に温風を至近距離から当てるというのはかなりダメージを与えてしまう行動です。

 

商品にもよりますが、ドライヤーの風口の温度は100度を超えていることがほとんどです。平均的なヘアアイロンの最低温度は100度近くなので、至近距離からドライヤーを当てるという事は濡れた状態の髪にアイロンを当てるという事とほとんど同じことなのです。

 

髪は濡れた状態であるとかなりデリケートになり、かつ内部のたんぱく質は熱によって編成を起こし、硬くなったり、内部の栄養が流出したりしてしまいます。そのため至近距離でドライヤーを当てるという事はパサつきの原因になってしまうのです。

 

髪にできるだけ負担を与えずにドライヤーで乾かすのならば、最低でも15センチは髪から離し、同じところに1秒以上当てず、軽くドライヤーを左右に振りながら乾かすようにしましょう。

 

軟毛、俗に猫っ毛と呼ばれる方は正しいドライヤーの使い方で簡単に乾く場合が多いですが、剛毛の人はドライヤーの前のタオルドライで工夫する必要があります。

 

剛毛のような髪が硬い髪質の人は軟毛や普通毛の人に比べて水分が飛ばしにくく、ドライヤーを近くから当てないと早く乾かなくなったり、かといって遠くからでも乾くのに時間がかかったりと乾かすことに対してかなり苦労するかと思います。

 

髪が硬い方はタオルドライの時点で水分をたくさん吸収しておくようにしましょう。タオルドライをしていたら合間にくしを通して毛先の方に水分を移動させることで、タオルだけでもかなり髪が乾きやすくなります。

 

早く、かつダメージを抑えたいなら?

ドライヤーで髪が乾くまでを早く、そしてダメージを最低限までとどめたいのならば、アウトバストリートメントを使うようにしましょう。

 

普通のトリートメントはお風呂の中で使うため、アウトバストリートメントと区別されてインバストリートメントというのに対し、アウトバストリートメントはその名の通りお風呂から出た後に使います。基本的に髪のタオルドライをした後に付けてからドライヤーで乾かします。

 

アウトバストリートメントは表面をシリコンでコーティングしたり、補修成分、保湿成分を浸透させたりするので、ドライヤーの高温から守ってくれる働きがあります。なので、早く乾かしたいときはアウトバストリートメントをつければ10センチ程度の距離でもダメージが少なくなります。

 

そして、「メドウフォーム-δ-ラクトン」という成分が含まれたアウトバストリートメントを使うとよいでしょう。この成分は、加熱により毛髪のケラチンと結合、つまりドライヤーなどの高温に反応してダメージ補修をしてくれるのです。今現在パサつきが気になったり、手櫛で引っかかったりするという方はそのような商品を選びましょう。

 

正しいタオルドライと正しいドライヤーが大切!

タオルドライとドライヤー、この二つを正しく行えば、アウトバストリートメントは買わなくてもかなりダメージを抑えることはできます。ただ今の季節、蒸し暑いためドライヤーの時間はできるだけ早く終わらせたいものです。

 

ダメージが無くても予防という意味でアウトバストリートメントを使うのも一つの手ですので、早く乾かしたいという方は使っても良いでしょう。