髪がパサパサで、手触りが悪い、くし通りが悪いといったことはありませんか?髪のパサつきは髪の水分量が低下しているという証拠です。そのまま放置しているとダメージも進行してしまい、より手が付けられなくなってしまいます。
しかし、トリートメントの方法をしっかりと見直し、正しい方法ですることでパサつきを抑え、潤いのある髪へと変わることができます。今回は、髪がパサパサの人がするべき正しいトリートメントの方法を皆さんにご紹介します。
正しいトリートメントの方法とは?
トリートメントは正しく行うことでより効果を発揮しますが、多くの人が正しい方法を行っておらず、効果が薄くなってしまったり、逆に髪に悪影響を及ぼしたりしています。
まず、トリートメントをつける際はシャンプーの後につけるのが基本なので髪が濡れた状態だと思います。この時、水分を多く含んだ状態でトリートメントをするのはNGです。多量の水分が髪にある状態でトリートメントをつけても、水分が流れると同時にトリートメント成分も流れてしまいます。
正しい方法としては、必ず髪の水気を切ってからトリートメントをするようにしましょう。タオルで髪を拭いたり、ドライヤーをかけたりまでする必要はありませんが、髪を両手または片手で挟み、優しく絞るようにして水分をとりましょう。
髪の短い男性、ショートカットの女性は、髪を散らしたり、頭を振ったりして水分を限りなく少なくすることをおすすめします。
次にトリートメントをつけます。この時、トリートメントの種類にもよりますが頭皮にはつけないように注意してください。頭皮に付けてしまうと、頭皮環境が悪化してしまう可能性があります。
トリートメントのほとんどは、「ベヘントリモニウムクロリド」といった成分が含まれています。この成分は髪の毛の帯電を防止し、ごわつきを防いでくれる効果があるのですが、頭皮に対して刺激性が強いというデメリットがあります。なので、頭皮につけてはいけないのです。
ただし、スカルプトリートメントなどの、頭皮の事に重点を置いたトリートメントは頭皮についても大丈夫です。このようなトリートメントは帯電防止の成分が含まれていないのがほとんどで、かつ頭皮に栄養を補給できる成分が多く含まれているため頭皮環境を良くすることができます。
トリートメントを全体に付けた後は、くしでトリートメントのついた髪をときましょう。目の粗いくしでとくことで、髪全体にまんべんなくトリートメントが行き渡り、より潤った髪になれます。
くしでといたあと、5分~10分ほど時間を置きましょう。トリートメント成分は、髪の表面に作用するのは早いですが、髪の内部まで浸透するにはある程度時間が必要になるため、おいておくと効果が高まるのです。その間に体を洗ったり、湯船につかったりしましょう。
トリートメントを流すときは特に工夫は必要ありませんが、流しているときに軋みを感じるほど長い時間流すのはお勧めしません。コーティング成分が剥がれている証拠でもあるので、長時間流すのはやめておきましょう。
アウトバストリートメントを使うのもOK!
トリートメントには、つけてから流すタイプのトリートメントともう一つ、つけてから流さないアウトバストリートメントがあります。このアウトバストリートメントを使う事でも髪のパサつきを抑えることができます。
アウトバストリートメントはタオルドライした後の髪に使うのが基本であり、その後にすぐドライヤーで乾かすことで潤いのある髪にしてくれます。アウトバストリートメントは主にコーティングが目的のため、使うことでドライヤーの熱から守る役割も果たします。
また、油分が主成分であるオイルタイプならば乾いた状態の髪でも使うことができ、日差しから髪を守り、外部からのダメージを少なくしてくれます。ただ、効果はやはり外側のコーティングなので、内部の保湿目的なら普通のトリートメントを使うようにしましょう。
正しいトリートメントで髪を保湿しよう!
パサついた髪を潤った髪にするにはシャンプーやドライヤーに加えてトリートメントもとても重要な要素になります。高いトリートメントを使わずとも、市販の1000円以下のトリートメントで正しい方法で使うことで理想の髪に近づけるので、間違った方法では使用しないようにしましょう。