これからの季節、梅雨になり雨も多く、湿度は70パーセントを超える日々がほとんどになります。日常での髪の大敵の一つに湿気があります。湿気は多ければ多いほど髪がうねったりしてしまい見た目が良くありません。しかも、アイロンなどでしっかりとスタイリングした髪も元に戻ってしまうこともあります。
しかし、そんな湿気でも対策する方法があり、雨の日でもうねらないような髪を実現できます。しかもその方法はとても簡単なものが多いので、ぜひ試してみてください。
アウトバストリートメントで手触りも良く!
アウトバストリートメントを使えば湿気を防げるだけでなく、手触りが良くなるというメリットもあります。普通のトリートメントと違って流さなくてよいという特徴があり、サイズも小さく、こぶし1.5個分くらいの大きさしかありません。コーティングを主な目的としています。
アウトバストリートメントにはミルク、オイル、ミストの主に3つのタイプがありますが、その中でもオイルをおすすめします。
オイルタイプはその名の通り油分が多く、半分近くが油分で構成されているため髪の保湿に最適であるといえるでしょう。また、濡れた髪でなく乾いた髪にも使えるため汎用性も高く、シリコンなどによるコーティング力もあるため、湿気から髪を守ってくれる力も高いです。
一つ気を付けるべき点として、アウトバストリートメントを使う際は普通のトリートメントと同じ日に使わないようにしましょう。つまり、お風呂の中で普通のトリートメントを使ったら、お風呂に出てから次にお風呂に入るまでアウトバストリートメントは使わないという事です。
どちらのトリートメントも栄養成分は含まれているためなんとなく多く使った方が良いと感じるかもしれませんが、シリコンが配合されている都合上、使いすぎるとまた別の問題が起きてしまいます。
それは、「ビルドアップ」という現象です。これは、シリコン入りのヘアケア商品を使い続けることで髪にシリコンが蓄積してしまうという現象のことです。シリコンが蓄積するという事は、キューティクル表面に厚い膜ができているという事になります。
そのような現象になってしまうと、普通のトリートメントを使う際、補修成分や保湿成分が内部まで浸透しづらくなり効果が薄くなってしまいます。その他にも、髪がべたついて感じたり重く感じたり、ドライヤーで髪を乾かす時間が長くなったりしてしまいます。なので、アウトバストリートメントはできる限りインバストリートメントを使ってない日に使いましょう。
日ごろのヘアケアを見直してみよう!
湿気で髪がうねるのは、髪の内部が乾燥していたり、ダメージを受けたりしているからです。トリートメントをしているから、パーマはしてないからという人でも一度毎日のヘアケアを見直してみてください。実は、改善すれば湿気の対策となるようなことがたくさんあるのです。
例えばドライヤーです。面倒だからという理由でドライヤーをしないのは湿気に弱い髪になってしまう要因の一つです。実はドライヤーはヘアケアにおいてシャンプー、トリートメントと並ぶほど大切なことです。
お風呂上りにはドライヤーをするようにしましょう。もうすぐ夏になり、早い地域ではもうお風呂上りに蒸し暑いというところもあるかもしれません。しかし、しっかりと温風で乾かすべきなのです。
ドライヤーをしないでおくと髪のキューティクルは水分が含まれている以上開いているので中の栄養分が外にさらされている状態になってしまいます。この状態は髪は非常にデリケートで、少しの摩擦でもダメージの原因になってしまい、湿気に弱くなります。
ドライヤーはお風呂から出てすぐに、温風を使った後に冷風を使うようにしましょう。冷風は開いているキューティクルを閉じさせて栄養分を閉じ込める働きがあります。また、もし熱いのならば扇風機を有効活用しましょう。
私は暑いという事と汗をかくことが大の苦手で正直ドライヤーもしたくないですが、扇風機のある部屋にドライヤーごと移動し、体を扇風機に当てながらドライヤーをしています。この方法なら結構不快感も軽減されてドライヤーが苦ではなくなりました。
湿気対策はお手軽に!
アウトバストリートメントはドラッグストアで2000円以下で買えるものがほとんどで、ドライヤーも正しい方法ですることで十分湿気から髪を守ることができます。
これからの季節、梅雨で雨が多く、その後は夏になってじめじめ、汗もかき髪のコンディションは最悪になりがちですが、これらの方法でしっかりと対策しましょう。